【書籍『星野リゾートの教科書』】
「教科書通り」という言葉を聞いて、どんな印象を抱きますか?
いろんな印象があるでしょうが、あまり良いイメージを抱かない方が多いのでは。
なんとなく、型にハマッた融通のきかない感じがします。
でも、どうやらそれは間違いのよう。
中沢康彦著『星野リゾートの教科書』では、「教科書通りの経営」の大切さが説かれていました。
ご存知、星野リゾートは旅館やホテルの再生で知られる会社。
本書では、様々なケースとその場合に参考になった教科書的ビジネス書が紹介されています。
印象的なのは、本書に書かれた「理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りにやってみる」という言葉。
斜め読みなんて言語道断。しっかり理解して、その通りにやるのです。
どんな人でも自分の理論を入れたがるものですが、だからこそうまくいかないのだ、と。
実例とともに、参考書籍、その結果が紹介されているので説得力は抜群。
「教科書通りなんて」と思う人こそ、ぜひ読んでいただきたい一冊。
教科書が教科書たる所以を思い知ることができるでしょう。