日本のみならず、世界中から観光客が詰めかける街、銀座。そのなかでも一番有名な場所が銀座四丁目交差点です。銀座三越、日産ギャラリー、和光など銀座ならではの施設が集結したこの土地はさまざまなニュースで取り上げられる誰もが知る場所。
この地に60年、銀座のシンボル的存在であり続けているのが三愛ドリームセンター。ガラスで囲まれた円筒形の外観が特徴です。パレスサイドビルや、ポーラ五反田ビル、中野サンプラザなどを手がけた林昌二設計のこのビルは、奈良の法隆寺五重塔をイメージして設計されたものだそう。
実は、この三愛ドリームセンターの最上階にはかなりステキなフォトギャラリーがあるんです。その名はリコーフォトギャラリーRING CUBE。その名のとおり、カメラメーカーのペンタックスリコーイメージング株式会社が運営しているフォトギャラリーです。
まずは、エレベーターで最上階の9階へ。回廊のようなフロアを右手へ進むと、そこには年代もののカメラがずらり。戦前から現在までのリコーを代表するカメラが並ぶ「リコー・カメラヒストリー・スペース」。リコーフレックスや、オートハーフなど、カメラの歴史に今も名を残す名カメラたちが一堂に会します。その奥にはミニギャラリーのPHOTO SPACEもあります。うっかりすると、ここだけで数時間たってしまいそう。
そして階下に降りればメインのギャラリースペース。RING CUBEの名前のとおり世界的にも珍しい円形のギャラリー空間。「カメラを持ち歩き、気軽に撮影した写真を大切にして、楽しむ」ことを、RING CUBEでは「Candid Photo」と定義しています。
ギャラリースペースでは、このCandid Photo文化を伝える写真展をメインに行っています。個展であったり、企画展であったり。ときに写真は大きく引き伸ばされ、ときには観客も参加できる仕掛けがあったりと、従来の写真のギャラリーのイメージを覆す写真展が開催されていることも。写真展によっては、ギャラリーの暗幕は大きく開かれ、ガラス窓から美しくきらびやかな銀座の風景も愉しむことができます。
また、メーカーが運営しているギャラリーだけあり、うれしいサービスもたくさん。GR DIGITALⅣや、GXRなど人気のハイエンドなコンパクトデジタルカメラのレンタルサービスもあるんです。身分証明書とSDカードを持参すれば、無料で終日カメラのレンタルが可能です。お店で触るだけではわからないカメラの特徴に触れることができます。また、RING CUBEだけで販売しているオリジナルグッズも充実。GR DIGITALの手ぬぐい・ステッカーやピンズはカメラ好きの方のお土産にも喜ばれそう。海外からのお客様にも人気です。
銀座にはさまざまなギャラリーが軒を連ねています。RING CUBEからスタートする銀座ギャラリー巡りなんて面白いもの。カメラを借りて、のんびり撮影しながら銀座を散策してみませんか?