デジタルカメラの登場により、写真撮影がより身近になった。
カメラの解像能力や、豊富な撮影機能の搭載という事もあるだろうが、やはり、失敗してもやり直せる、という事が大きいのではないだろうか。
フィルムだと、現像するまでちゃんと撮れたか分からないので、なかなかこうはいかない。
しかし、未だにフィルム写真を楽しむ愛好家が数多くいる。
フィルム独特の色合いや、フィルムカメラで“撮影する”という行為が楽しくてフィルムカメラから離れられないようだ。
実際、デジタルカメラを使っていても、失敗さえなければフィルムカメラも使ってみたいという方も多いのではないだろうか。
そこで今回ご紹介するのは「Fisheye Baby 110」。
ロモジャパンから登場したポケットに入る極小フィッシュアイカメラだ。
「Fisheye Baby 110 Basic」と「Fisheye Baby 110 Metal」の2タイプあり、両機とも170度の視野角だが、「Fisheye Baby 110 Metal」はフラッシュでアダプターを利用してフラッシュ撮影が可能となっている。
「Fisheye Baby 110」は操作がシンプル過ぎて実際撮れているのかも分からないくらい簡単に撮影できる。デジタルカメラ同様、シャッターを押すだけでよいのだ。
難しい設定は必要なく、シャッターを”N”か”B”にするだけ。
“N”はノーマルの事で、シャッタースピードが1/100秒に設定される。
“B”はバルブシャッターの略で夜や屋内など暗い所で撮影するときに使用する。
“B”モードは、シャッターボタンを押し続け、離すまでシャッターが開いたままになるモード。
花火や夜空、流れる光源の写真など、アーティスティックな写真にチャレンジできる。
また、フィルムを巻かなくてもシャッターが切る事ができるので、多重露光も可能。
焦点距離は 1cm~と、デジタルカメラでもなかなか手に入らない焦点距離。
この焦点距離を生かして、自分撮りだけでなく、いつも撮る距離よりももう一歩前に出て撮影して欲しい。
ブレてたりピンぼけしたりする写真を量産したとしても、その全てがアーティスティックな1枚になるのが「Fisheye Baby 110」。これまでにない写真の世界が広がる事をお約束する。